愛犬の高齢 食事のルール

養重視よりも食べてくれる食事が大事

高齢犬になってくると、元気なころに比べ食事量も減り、特に、立てなくなり身体が弱ってくると、どんどん痩せ始めます。このようなときは、「栄養重視」の食べ物よりもとにかく、おいしく食べてくれるものは何でも食べさせるということが大切です。

間違いやすい食事ルール

 

  • ①食べられているか?
  • ②誤嚥(ごえん)しないか?
  • ③一日分のカロリーが取れているか?
  • ④最低限な栄養素のバランスよく含まれているか?

飼い主さんがよく間違えやすい食事ルールで一番重視するのが「④の栄養バランスが取れているか?」や「③の一日分のカロリーが取れているか?」です。しかし、このやり方では、

間違えやすい高齢犬の食事ルール
①栄養バランスを第一
②弱った高齢の犬に頑張って食べさせる。
③しかし、食べない。(少ししか食べない。)
④エネルギーが不足。
⑤栄養不足なため、体内の脂肪・筋肉が分解・吸収
⑥どんどん痩せていく
⑦飲み込む力が弱まっていき、誤嚥などの問題が発生する。
⑧結果、体力がどんどん無くなり寝たきりが余計ひどくなる。

つまり、栄養バランスを最優先することを最重視することで、「結局食べない」→「体力がなくなる。」→「痩せていく」、最悪な結果につながってしまいます。

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もっとも最優先されるものは、食べてくれるもの

高齢になってくると、「栄養バランスよりも食べてくれるかどうか?」「少なくてもそのエネルギーを十分に摂取できるかどうか?」を優先することが、最も大切です。例えば、指で簡単につぶせるやわらかさまで食材を煮込んだり、すごくおいしい匂いがするようなもので、食欲をあげてあげることも大切です。まずは、少しでも食べてくれることがもっとも重要なことになります。

 

食べやすくするための一工夫

高齢犬が食べづらい理由
  • 付着性:ごはんやもち、イモ類などはデンプン質があるものは、口の中にはりつきやすいので、窒息や誤嚥の原因になりやすい場合があります。
  • かたさ:肉のかたまりやガム、ジャーキーなどの噛むのに力が必要なもの。また、ビスケットのような噛むと口の中でばらけやすいもの。
  • 擬集性:固ゆで卵などの口の中でまとまりにくいものなどの水分の少ないものは、咀嚼するとばらけてしまうので、誤嚥の原因になります。
  • 離水性:見た目は柔らかくて、食べやすそうでも噛んだ時に、サラサラした液体を誤嚥してしまう可能性があるので注意する。

このように、高齢犬が食べづらいポイントを理解し、食べやすさと誤嚥などの危険性を避けた食事を与えることが大切になってきます。

食べやすくする調理法

圧力鍋
圧力鍋を使用して、食材を指でつぶせるほど柔らかく煮込むのがポイントです。数日分まとめて煮込み、食べるときに風味付けの新しく調理した肉と合わせます。
ミキサー

高齢犬にとって、安全な食事作りにはミキサーは欠かせません。また、一回の食事量が減るので、小型のミキサーが便利です。マジックブレッドは取り扱いも簡単なので、おすすめです。圧力鍋でまとめて作り、食べるときに一食ずつミキサーにかけ、食べやすくします。